ussamのつぶやきダイアリー

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【韓国ドラマ】「賢い医師生活」を見て~友情~

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家族はケンカしても家族。


切っても切れない関係性だから、反抗もできるし、言いたいことを言ってしまったりする。

 

 

それに対し、友達という関係性は、切ろうと思えば簡単に切れてしまうものである。

 

だから、どんなに仲がよくても気を遣ったり、顔色をうかがってものを言うということがある。

 


しかし、このドラマ「賢い医師生活」に出てくる5人の友情は簡単には壊れない、「一生の友情」という希望を持たせてくれる関係性であるのが微笑ましく、うらやましい。

 

 

5人は同じ病院につ勤める医師であり、同期である。

5人とも科は違い、それぞれ各科をひっぱっていくエースである。

アプローチの仕方は異なるが、患者とその家族に寄り添い最善を尽くす姿がかっこいい。

毎日を忙しくすごしているが、月1(週1だったかな?←おい)でバンドを組んで、メンバーのだれかが選んだ曲を演奏する。

仕事では時に協力し励まし合いながら働き、休憩時間には一緒にご飯を食べたりする。

オフの場所でも5人でバンドを組んでしっかり遊び、それが生きる活力となりストレス発散にもなる。

 


この5人の関係を強固なものにしているのは、

「互いを尊敬し、尊重し、信頼しあう気持ち」

だと思う。

 

それらは医師になるまで、医師になってからをともに戦ってきながら培われたものである。

だから友達というより、「戦友」と言ったほうがしっくりくる。

 

厳しい道のりの中で築かれたその関係性があるからこそ、自然体でいられて、言いたいことを言い合える。

しかし、言いたいことをいうといっても相手を傷つけるようなことは言わない。

時に、おせっかいなことをいってみたり、甘えてみたり、すねてみたり、弱音を吐いてみたり、

自分をさらけ出しても受け止めてくれる信頼関係がある。

 

 

私にはそのような友達がいるだろうか。

 

まず、同僚であり友達であるという人はいない。

仕事とプライベートは切り離したいという思いがあり、同僚という関係から始まった人に対して壁を作ってしまう癖がある。

 

しかし、同じ仕事だから1から10まで説明しなくとも分かり合えることがあったり、共感し合えたりするという点で、同僚から始まる友達というのも悪くないと思い始めた。

 

ただ、ここ2年(異動してから)はコロナで飲みに行くのもはばかられる状況が続いたので、今の職場の人たちと打ち解け切れていないところもあった気がする。

 

今の職場であと何年働くかわからないが、ここでも「戦友」のような関係の人ができるといいと思う。

 

 

今現在私の「友達」はといえば、

大学のときの仲良し4人組だった子たちである。

 

みんなばらばらと県外に住んでいるため、簡単には会えない。

 

それでも1年に1度は「合宿」と称する2泊程度の旅行に必ず行っていたのだが、
それもコロナのせいで中止になり2年以上会っていない。

 

さみしい。

 

4人ともLINEなどではほぼ事務的な連絡しかせず、年に2回くらい誰かが気まぐれで安否確認LINEが来てもバババッとやり取りして長くは続かない。

そんな連絡がまめでなく程よい距離感があるのも心地よいのだが。

 

しかし、このまま「合宿」が復活せず、ゆくゆく縁まで切れてしまうのではないかと怖くなることがあった。

 

 

今まで「合宿」で会えば、会わなかった時間を感じさせないくらい大学時代のテンションに戻っていく。

確実に歳は重ねているのに話す内容のくだらなさ(悪質さ笑)はまったく変わらない。

ただ、大学時代の記憶が少しずつ薄れていっていることに老いを感じずにはいられない。

 

このような楽しい思い出の中にも、少しマイナスな考えがよぎることが増えていたが、ついに2年越しの「合宿」開催が決定した。

 

うれしい。

 

ワクチンを4人とも打って、全国的にも感染状況が落ち着いている今だ!!!ということで開催に踏み切ったのである。

 

うれしい。(2回目)

 

楽しみでしょうがない。

 

会えることを「うれしい、楽しみだ」と思えるこの縁は大事にしていきたいと思う。

 

ライフステージの変化で友達が減っていくということをよく聞くし、

認めたくはないが実感として自分も感じないこともない。

 

お互い変に気を遣ってなんだか誘いづらい空気ができつつある気も少しするし、

今はまだ既婚者は1人で子供もいないが、既婚者が増えたり、子供ができたりしたら、
気持ちはあっても、会う機会を作ることを物理的に難しくなるかもしれない。

 

しかし、大事なのはこの子たちと友達でいたいという純粋な気持ちである。

互いを尊重し、信じあうことである。

 

そして、照れはするが素直に「会いたい」と伝えていくことである。

 

その時にタイミングが合わなくて旅行や食事が流れてしまっても、また誘いあうことである。

誘われてうれしいとは思ってもめんどくさいとは思わないだろうという信頼関係を築いてきた自信はある。

 

 

県内に定期的に合って遊ぶ友達がおらず(5年ぶりとかならギリ2人くらいいる)、コロナで遠方の友達と会えない状況になり、心細さを感じていたところに、
このドラマをみて思ったことを書いてみた。

 

ドラマの感想としては、うっっっすい内容だが、本当に本当にいいドラマなので、

(と私が言わなくても十分話題になっていましたが、)

「賢い医師生活」シーズン1と2ぜひ見てみてほしい。

 

このドラマは「友情」以外にも「家族」「仕事」「命」などなど、いろいろなことについて考えるきっかけを与えてくれる。

こう書くと、真面目で堅いヒューマンドラマかと思われてしまうかもしれないが、そんなことは全然ない。

病院が舞台なので緊張感のあるシーン、悲しいシーンはもちろんあるが、それだけで終わらず、必ず「温かさ」感じる。また、コメディ要素も散りばめられていてクスッと笑える(爆笑もあるかな)場面もあって純粋におもしろい。

 

 

 

「友達」については考えても答えはないし、人間関係は移ろっていくものだと思うが、
今の私が考えるあれこれである。