先日ICL(眼内コンタクト)手術を受けた。
ICL手術体験記と称し、いくつかの記事にまとめていこうと思う。
※あくまで素人が書いた感想文ですので、正確な情報や専門的な知識を得たい方は、それぞれの眼科のホームページなどをご覧ください。
この記事は②である。
よろしければ、眼科選びについての①も合わせてお読みいただきたい。
手術の流れ
ICL手術は日帰りでできる手術であるが、もちろん初めて行ったその日に手術ができるわけではない。
まず、適応検査に行く。
ざっくりいうと、
適応検査
↓
再検査(適応検査2回目)
※ここで最初の適応検査と大きく違う数値が出た場合は再々検査
↓
手術
↓
翌日検診
↓
1週間検診
↓
1か月検診
・
・
・
と続いていく。
1.適応検査の予約
私が選んだ眼科はホームページの予約フォームから予約をするシステムであった。
もちろん電話も可。確かLINE予約もあったような。
第3希望まで日時を書くので、どの日時に決定したかの電話連絡が来る。
その際に検査を受ける際の注意点などを聞く。
検査結果を正確なものにするために、検査日の3日前からコンタクト着用禁止である。
これが本当につらい。
私は家の外に出る時にはよっぽどのことがない限りコンタクトをつけて出る。
強度の近視の方は共感してくれるかなと思うが、度の強~いメガネで外に出ると世界が歪むし揺れる。
若干気持ち悪くなる。
しかも、メガネは家の中でしかかけない仕様で作っているので、単純に矯正度が足りていないというのもある。
それとメガネ姿を職場の人に見られるというのは裸を見られているくらい恥ずかしいことである。
もともとちょっと残念な顔であるのに加え、目が小~~~さく見えてしまい、メガネのレンズ越しの輪郭が本物の3分の1くらいになって見える。自分で見ても違和感だし、滑稽な感じである。
この3日間は本当に苦痛であった。
早く検査の日よ、来い!!!と思った。
早く終われ!!と思った。
もっとも、手術が終わればこのような理由で鬱々とした気持ちになることはなくなるのだが。
2.適応検査(1回目)
予約日に眼科に向かう。
基本予約制なので、ひどく混み合うということはないと思うが、やはり土曜日などは待ち時間が少し発生することもあるらしい。
私が行った日は休日ではあったが年明けすぐの頃だったので、全然混んでおらずスムーズに検査が進んだ。
この日は検査と手術の説明(カウンセリング)を受ける。
・気球の絵が見える例の検査
・眼圧の検査
・眼底検査
・一瞬強い光が当てられて目の奥の方(アバウト)を見る検査
などなど
10種類くらい?もっとかな?を次から次へと進めていく。
Cマークのランドルト環を使った、いわゆる視力検査、乱視の検査もやる。
ここで、眼内に挿入するレンズの度や乱視矯正の有無を決めていくのだと思う。
この日の検査の中に瞳孔を開いた状態でやらなければいけないものがあり、瞳孔を開く目薬を点眼される。
瞳孔が十分に開くまで待ってから検査をするので、この待ち時間に手術についての説明を受ける。
説明の際にはモニターを使ってわかりやすく説明してくれる。
ICL手術について、治療の流れ、リスク、費用などなど。
わからないことはここで、心行くまで質問できるので安心。
そのあと、医師の診察もある。
医師の診察で、ここまでいろいろやった検査の結果などを踏まえ、ICL手術の適性を判断してもらう。
私はICL手術をするのに問題のない目であり、レーシックには近視が強すぎるので、
ICLをおすすめしますということを言われた。
この日に診察してくれた医師はレーシック担当の方だったので、次回の再検査はICL専門の医師(執刀医)の診察を受けることになる。
適応検査は無料なので、会計は特になく、次回の再検査の予約を取り、診察券をもらって終了。
再検査はICL手術の執刀医がいる曜日に限られるとのことだったが、幸い土曜日もOKだったので、仕事が休みの休日の日に次回予約を取ることができた。
検査を終えたらすぐに帰宅でき、コンタクトもつけてよいとのことであった。
そういわれたので、一秒でも早くコンタクトをつけたい!という思いで、その眼科の入っているビルのお手洗い(とてもきれい)で、コンタクトを装着。
瞳孔が開いているからか、若干ぼやぼやして見づらいな~という感じはあったものの、
エレベーターに乗りビルの入り口まで到着。
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※以下の部分は、瞳孔を開く目薬によって、目がかなーーーり見えづらくなって、帰宅するのにとっても苦労したという話ですので、お時間のない方は読まなくて大丈夫です(笑)
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しかし、ここからが試練の始まりであった。
ビルから出た瞬間、
「ま、、まぶしい、、、!!!」
世界全体が白っぽく見えるではないか!
というか、見えない笑
日陰ならまぶしさはまだましなのだが、視界全体にもやがかかったような感じがある。
とりあえず、地下鉄に乗ればどうにかなる!と思ったものの、乗りたい路線の最寄り駅までの道のりがわからない。
そう、行きも歩いてきたのだが、極度の方向音痴である私は一度で道順を覚えられるわけはない。
ちなみに道順はそんなに複雑ではない。
そこで、文明の利器、スマホでマップを見ようとした。
全っっっ然見えない。びっくりするくらい見えない。
全部ぼやけてて、目を細めてももちろんピントは合わない。
近くが見えないってこんな感じか~~と思いつつも、これじゃ帰れない!!!と結構焦った。
本気で泣きそうになった。
近くがダメなら、遠くの大きな文字、道路の案内標識を見ればいいんだ!と思い、見てみる。
「ま、まぶしいっ!しかも見えないっ!!」
軽く絶望した。
一瞬その辺の人に助けを求めようと思ったくらい途方に暮れた。
しかし、こんなことで人に声をかける勇気はない。
方向音痴ながら、自分の勘を信じて進んでみる。
そうするしか、帰る方法はないのだ。
途中、心の中で、
「えぇ…どっち……?」
「見えない、見えないよーーーーーう!」
「ぴえん!」(←もう古い?)
と叫びながらも前進。
なんとか最寄り駅にたどり着いたのだった。
そこからは多少見えなくても感覚でどうにかなる。
どうにかこうにか新幹線に乗るところまで無事行きついた。
もう安心だ。
今回学んだこと、
瞳孔を開く目薬を打ったあと、2~3時間が目の見えにくいピークである。
※個人差があります。
次の再検査のことまで、この記事に書こうと思っていたのに、瞳孔を開く目薬による災難を聞いてほしくてだらだら書いていたら長くなってしまった。
なので、再検査については次の記事で。
では。