2年前、今の職場に移ってから時間と心の余裕ができたため、自炊の頻度も増えた。
“バえる”とまではなかなかいかないが、
“#丁寧な暮らし”の真似事でおしゃれっぽいものをつくってみたりもする。
そんな料理に欠かせないのが(←?)
アボカドだ。
それまでアボカドを自分で積極的に買って調理するということはなかったが、
今こそ、私もちょっとおしゃれな人になるぞ!と思ってアボカドを買うようになった。
スーパーで買うのだが、基本的にはばら売りで売られている。
毎日食べるわけではないので、1回の買い物でせいぜい1個というところだ。
そして、定期的にアボカドを買い始めてわかった。
当たりのアボカドって30%くらいしかないのでは?
いつもアボカドコーナーの前で2分くらい吟味する。(迷惑)
・色(ちょっと熟れてそうなやつ)
・感触(もちろん強く押したりはしない)
さんざん迷って、
よし!!君に決めた!!!!
買って帰り家でパッカーンと割ってみると…
え…かたくね?
え…ちょっと熟れすぎて黒い部分…
え…ええ…完全に腐ってるうぅ…
と残念パターンもいろいろだ。
やったー!あたりだ!と完全に喜べることはあまりない。(←運悪すぎ?)
切る前に触った感じでかたければ追熟させることもできる。
が、追熟させても一生かたいやつもある。
残念ではあるが加熱することにより救うこともできる。
しかし、問題なのは腐っているやつだ。
一部分だけ変色して傷んでいる分にはその部分だけ取り除いて食べればよい。
ただ、切ってみたら全体的に黒ずんでいて所々空洞のようになって白いふわふわ(カビ?)が生えているともうどうしようもない。
丸ごと捨てるしかない。
丸ごとゴミ箱にポイっとやった時の重量感…
「ボトッ」という音は何とも虚しい。
これが一つ60円くらいなら「まあはずれることもあるよなっ」と軽く流せるだろうが、この時期のアボカドは税込み250円くらいである。
250円のイチかバチかのガチャのはずれは結構堪える。
250円あったら他の野菜買えたのに…
そして、あまりにもハズレが多いものだから、アボカドを買うときの緊張感はどんどん増していく。
アボカドコーナーの前で悩む時間は長くなり、
「これにしよっ!」
「………」
「いや、、、やっぱ、、こっちかな?」
「…」
「うーん、でもこっちのほうがあと2日後にはもっといいかな?」
「……」
「わからん!もう最初のでいい!!」
と優柔不断MAXを発揮することになっている。
アボカドの旬の時期(一応夏?)になると、小ぶりのアボカド約6個入りで600円くらいのやつが売られていて、それは全体のはずれも少ないし、1,2個外れても残りに望みをかけられるのでお気に入りだ。
はやくその旬の時期になってほしい。
無駄な緊張感とストレスから解放されたい。
最近あまりにひどいアボカドを引き当てたので、この記事を書き始めたが、書いている期間中(どんだけ書くのに時間かかってんだ…)にもう一度買ってみたら見事なまでの当たりだった。
一人で「わああ!やった!」と小さく喜んだ。
こんな小さことで喜べる時が来ようとは。
そんな小さな幸せに出会うために私はアボカドガチャを引き続ける。