30歳をすぎて、「もう独身貴族で生きる覚悟ができた」と強がってみるものの、
結婚願望がゼロになったわけではない。
しかし、今の生活では出会いはないし、マッチングアプリをやる元気も婚活パーティに行く元気もない。
だから、結婚ができないのはしょうがないし、神経すり減らしてストレスを受けながら無理に婚活するより、一人で生きる人生をどう充実させていくかを考えたほうがいいんだ、と結婚に関してはほぼ諦めモードである。
数少ない友達も一人二人と結婚を決めていく。
行き遅れ組の中で一人、本当に頑張って婚活している子がいる。
その子は恋においてだらしないイメージはなかったし、ちゃらちゃらしたタイプでもない。
しかし、話を聞くに、マッチングアプリで知り合った人と初めて会った日に初めてヤッてしまったというのだ。
お酒の勢いもあっただろうが、結婚への焦りの表れのような気がしてならない。
その相手とはその日中に付き合うことになり(そのへんはしっかりしている)、すぐに同棲を始め1年ほど付き合っていた。
しかし、最近相手から別れを切り出され、フリーに戻ったところだった。
(振られた経緯を聞くと、男がクソすぎるのだが、書くと長――――くなってしまうので割愛。)
別れた直後(本人曰く一週間くらい)はかなり落ち込んで、泣いてばかりいたそうだ。
別れたときから3週間後くらいにその子と遊んだ。
集合場所のレストランに、お泊りしてきたらしいちょっと大きめの荷物を持って現れたので、
「どっか泊まってきたの?」と聞いたところ、
「そう」と言うので、
「新しい男?」と聞いてみると、
「うん」と言う。
はやい…
前の男には新しい女がいて、「自分がこんなに落ち込んでいるときにあいつだけ楽しい思いをしているなんてむかつく!」というバイタリティのもと、自分も次なる恋を探すために奮闘したようだ。
マッチングアプリ、婚活パーティなどなど…
それだけの行動力と気持ちがあって次に進もうとすることは全然いいと思うし、むしろ応援したい。
そして、その努力の末に別れて2週間もたたないうちに次の彼氏になる人と出会い、3回会ったくらいで家に誘われたとのことであった。
ここで前回の教訓を生かして、「私はお付き合いしていない人の家に行くようなことはしません」ときっぱり言い、「じゃあ付き合ってください」と言わしめたそうだ。
さすがのテクニックである。(このくらいみんなしてる?)
聞いた話から推測するに、出会って一週間以内に付き合い始めおうちデートをし、そういう関係になったのだと思う。
30すぎたらキスの次の段階に進むまでって一瞬なのかな?
少し前にやっていた「39歳」という韓国ドラマで、
「39歳にもなって純粋ぶってるんじゃないわよ。もっと自分の欲望に純粋になったら?」
みたいなことを女友達同士で言っていて、
私は30を過ぎてもなおピュアな心で、
まず、何回かデートして、
このデートはランチとお散歩、あっても軽い飲みくらいで、
3,4回目に告白されて、
7回目くらいでチューして、
その次まで行くのは、お互いまとまった休みが取れて旅行にでも行ったときかな~
という構想を今でも描いているのだが、それはもうイタイのだろうか。
難しい…
つらい…
恋愛の経験値が少ないままに、年だけ取るともうどうしていいかわからなすぎて、
それに起因する臆病さも原因となって、
すべてがめんどくさく思えて、
独身貴族として生きる意志が固まっていくのではないかと思う。
もうほんとどうしよ。
ほんといや。
独身でほんとに全然いいんだけどね…
ときどき寂しいんだよね。
ちょっとね、寂しいときがあるのよ。
2日くらいで寂しさは消えるんだけれども。
でもな、、、付き合って見た結果の感想だしな…
ということで、私のたった1回の短いお付き合いについて、別記事で書いてみたいと思う。(いつになるかはわからない)
書くほどのこともなさすぎるしょうもないお付き合いだったのだが…
では。