
30歳半ばになって初めて、ハイブランドの店舗で商品を購入した。
アウトレットなどの店舗では購入したことがあったが、今回は銀座の店舗である。
アウトレットとは緊張感が違う。
そこでちょっともやもやが残る体験をしたので、聞いてほしい。
今回の目的は財布。
昨年の夫の誕生日にちょっといい(高い)コートをプレゼントしたので、今年の私の誕生日に同じくらいの値段の財布を買ってもらうことになっていた。
そもそも自分が住んでいる県にはお目当てのブランドの店舗がないので、他の用事のついでもあってせっかくならハイブランド店舗の密集地「銀座」で買おうということになった。
インバウンドの方々が詰めかけるハイofハイブランドではなかったので、待ち時間なくすんなり入れた。
店舗に踏み入れると、今回は何をお求めかと聞かれ、財布だと言うと、
「では鈴木(仮名)がご案内いたします」と若いお兄さん店員が割り当てられた。
ショーケースの前に案内され、「ではこちらでご案内させていただきます。」と言われる。
コンパクトな財布がほしいと思っていると伝えると、ふわふわしたジュエリートレー?みたいなものの上にいくつかおすすめを出してくれた。
作りの説明を聞きつつ実際に手に取って見ていく。
材質・カラー・ブランドのマークの入り方などなど、どれも素敵で捨てがたい。
これもいい、あれもいい、どっちがいいかななどと言いながら吟味していく。
この時点ですでに、ちょっと不親切なのでは?と感じた。
というのも、
この形がいいかなという話をしても、店員さんは他の色を積極的に案内してくれるわけでもなく、
こっちから「この色も見ていいですか」「こっちの違う材質も見ていいですか」と言わないとショーケースから出してくれない。
在庫がなくなったときに最終的には売り物になるかもしれないからやたらと触ってほしくないのかもしれないが、、、
イメージとしては、「このカラーもありますよ」「形は同じですが、材質が少し違うものもあるんですよ」と、情報をどんどん提供してくれるものと思っていたからである。
それから、あーでもない、こーでもないと言いながら迷うこと5分。
5分だよ?短いだろ?
それほどハイブランドの雰囲気に居心地の悪さを覚えていたということなのだろう。
早く決めないと申し訳ないなとも思っていた。
こう見えても結構ビビりなのだ。
長く使える&コンパクト中でもやりコンパクト(ぶ厚くなりにくい)なものという視点で、ブラックの財布を選んだ。
吟味して納得した上で選んだので後悔はない。
しかし、会計が進み、包装に取り掛かっている段階で少し時間ができたので、ふと後ろを振り向くともう一つショーケースがあるではないか!
いや、正確に言えばショーケースの存在は最初から認知していたのだが、そこにも財布が陳列されていることまでは見えていなかった。
しかも、コンパクトな財布という私の要望に叶うものもあるではないか。
なんなら、私がこれかわいいな~と結構強めに迷っていた商品の色違いというか新色が!
しかもしかも、その色が私が最近ハマっているレモン色!
蛍光色味のあるキャピッとギャル系のレモン色ならすぐにこれは違うと切り捨てだろうが、さすがハイブランド、大人でも上品にモテる落ち着いたレモン色なのだ。
その他にもデザインがかわいらしい新作の財布がそちらには並べられていたのだ。
え、どゆこと??
一見さんは新作は紹介してもらえないとかある?
そりゃ、エルメスとかルイヴィトンならどこからどう見ても庶民の一見さんでは見られない商品もあるだろう。
しかし、私が行ったのは我々でもちょっとの背伸びで手が届くブランドだ。
謎の焦り(今焦ってもしょうがない)と悔しさが湧いてきた。
でも、もうどうしようもない。
会計も済んでしまったのだから。
ちょっと見るだけですよ~という風を醸し出して、そちらのショーケースに近づく。
やっぱかわいい!!!!!
冷静になって考えれば、その新作を手に取って見ていても最終的には今回選んだものを購入したような気もする。
無難な色や形は使い勝手がいいし、飽きないだろう。
黒だったら傷や汚れも目立ちにくい。
しかしなんだよな、
全部見たうえで決めるのと、あれも見たかった!と思いながら、購入したのでは、買い物後のすがすがしさが段違いだ。
そう、未練たらたら状態にさせられたのだ(被害妄想)。
そして、最後にもうひとモヤリ。
対応してくれた店員さんが、
「二日後くらいにアンケートメールが届くのですが、10段階で評価いただけるんですね。お答えいただく際には、ぜひ!10を!押していただけると、こちらの励みにもなりますので」
とおっしゃった。
このお店以外でも評価10(とか最高評価)をつけてほしいって言われること最近多いけど、それってどうなんだろうか。
評価を決めるのはこっちだし、10つけてもらえる自信がある接客をしていたら逆にそんなこと言わないんじゃないかな、と思ったり。
私みたいな天邪鬼の人はそう言われると10つけたくなくなるかもしれないし。
実際にアンケートメールが送られてきたので、評価は8にして、心のこもったコメント(長め)を書いた。
まあ、何はともあれ、気に入った財布をゲットできたし、
誕生日プレゼントとして買ってもらえたのもうれしいし、
満足はしている。
店舗に行ったら全部見たいものが見られると思わずに、予習を入念にしておくことが大切であるということも学ぶことができた。
これからはハイブランドでもビビることなく、節度は持ちつつも自分の主張ができるように度胸をつけていきたい。