かわいい。
休日にクッキーを焼く私。
「かわいい」の体現はこれ以上にないのでは?
最近(に始まったことではないが)、休日に暇だな~と感じることがある。
結構ある。
友達は近くにいないので年2,3回しか遊ばないし、
実家は近いが特段用もないので暇つぶしには役立たないし、
夫とどこかに出掛けるというのも毎週は無理だし、
土日祝は絶対に休みだし(ワークライフバランス✌)、
ご飯屋さんやカフェの開拓もしたいがお金がかかるので頻繁には無理だし、
と、挙げればきりがない理由により、
私は休日に暇している。
これまでは、ドラマ鑑賞や読書、昼寝、散歩などでしのいできたが、
それらもずっとやっていると飽きるし、あまり生産性がないのでちょっと病む。
そんなとき、ふと思い立った。
クッキー焼こう!
と。
ちょうどバレンタインデーを目前に控えた時期で、
インスタなどで簡単手作りクッキーの投稿などがおすすめされるようになっていた。
もともと手作りの素朴な味のクッキーが好きだったので、
「久々に作ってみちゃおうかな!」
と浮き立つ心で材料を買い出しに。
小麦粉は賞味期限が迫っているものがあったので買わずに済んだ(なんなら賞味期限切れの前に消費できそうでラッキー)のだが、
バターや砂糖(粉糖やグラニュー糖)などを買いだしていく。
中でもバターの高さに泣いた。
こりゃお菓子も値上げするわなと納得してしまった。
そんなこんなで材料をそろえ、いざ。
粉を振るったり、
バターを滑らかになるまで練ったり、
砂糖、卵、小麦粉、アーモンドプードルなどを加えていく。
それらを混ぜる自分の手つきにうっとりする。
(自己満万歳(/・ω・)/)
生地をまとめて棒状にする。
それを冷蔵庫で少し休ませる。
「生地を休ませる」、
なんて女子力にあふれたパワーワードなのだろう!
(女子力なんて今どきNGワードだとか何とかいうのはもう関係ない)
生地がお休みしている間に、キッチンを片付け、本なんて読んじゃったり。
冷蔵庫から取り出した生地の側面にグラニュー糖をまぶしていく。
そう、私が作っているのは、
ディアマンクッキー。
ディアマン、おしゃれすぎるワ。
(ディアマンの定義を知らないことは秘密。)
幼いころに作ったクッキーにはグラニュー糖をまぶすなんて作業はなかったので、
素敵大人女子になったわ~と、ここでまた浸る。
そして、棒状の生地を1センチくらいの厚さで切っていく。
切った生地を天板に並べる。
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
かわいい。
そして、余熱しておいたオーブンに
(“余熱”だってしちゃうんだから!)
天板を入れる。
我が子を送り出すいってらっしゃいの気持ち。
おいしく焼きあがって帰ってくるのよ~
そして、25分の待ち時間が生まれたので、
すかさず片付けと読書。
ピーッピーッと趣もくそもない出来上がりの音がする。
小走りでオーブンに駆け寄り、
いざ御開帳。
完璧すぎる焼き上がりの○○○たちが並ぶ。
冷ます。
しかし、待ちきれず熱々を1つだけつまみ食い。
さくほろほろ~
ほろほろ~
大優勝。
バターが冷めていないのでギュっとした感じがない代わりにほろほろがつよい焼き立てクッキー。
しあわせってこんな情景を言うのかしらとまた浸る。
おおいに満たされたクッキーづくりであった。
あとのクッキーはしっかり冷まして、数日にかけて大事に大事に食べたのでした。
たまにクッキーを焼くのは精神安定にとてもいいのでは。
これからも何かにつけ、
「自分かわいい」と自分を褒め、
自己肯定感を上げていこうと思う。
それにしても手作りで十分おいしいワ。