ussamのつぶやきダイアリー

日々のつぶやき、美容、ダイエット、本の感想などゆるく書いていきます。

バターサンドを食われて悲しい話

 

先日長野県に温泉旅行に行ってきた。

 

こう言うと「いいね~新婚さんは。」と言われるのだが、一緒に行ったのは大学時代の友達である。

(全員既婚者だが、まだ子供はいないため、1年に1,2回このような旅行が計画される)

 

 

途中お土産を買いに道の駅のようなところに寄った。

 

群馬の特産や近くの長野県のお土産もあり、ゆべしやリンゴジャムなど私好みのものがたくさんあり、取捨選択するのに一苦労であった。

5000円分ほど、一緒に行った友達の誰よりも大量のお土産を買い、満足して旅行続行。

 

お土産と言えば、今まで親と自分くらいにしか買う先がなかったが、結婚したので夫へのお土産も買うことに。

誰かにあげることを想像しながらお土産を選べるのはなんだか楽しいなと思いながら選んでいく。

 

夫は基本的に甘いものが苦手で、普段から口に出してそのことを主張してくる。

だから、今回も柿の種とじゃがりこのご当地フレーバーを買うことにした。

 

それと二人で食べる用に、うどん。

 

自分には、キャラメルレーズンバターサンドを買う。

何がその土地にゆかりのある食材なのか忘れてしまったが、食べなくてもおいしいことが一目瞭然だったので、即決でかごの中に入れた。

 

それとちょうど家のジャムが少なくなってきたなと思ったので(家に帰って確認したらまだ未開封のジャムが数個あったのは秘密)、リンゴジャムをダメ押しで買った。

 

 

結果、お土産購入スポットは今回の旅ではそのタイミングしかなかったので、満足した。

 

 

 

そして、家に帰ってお土産披露の時間。

 

しょっぱいものが好きなあなたにはじゃがりこと柿の種を買ってきました。

うどんはなんだか有名らしかったので二人で食べる用に買ってきました。

このバターサンドはきっと好きじゃないと思うので、私と実家用です。

ジャムは私用です。

 

という丁寧な説明つきで渡した。

 

「ありがとう!」というお礼はもちろんだが、「甘いものは好きじゃないと思うので」という私の説明にも異論を唱えることはなく、「うん、好きじゃない」と言っていた。

 

そして、その日の夕食後のおやつでバターサンドを食べようとした私に「一口ちょうだーい」と言ってきたので、「甘いもの嫌いな人に一口でもあげるなんてもったいない!」と心の中で思いつつも、一口あげた。

 

夫の感想は、「おいしーい、でも1個はいらないな」というものであった。

「おいしいのは確かであるし、甘いものがもともと嫌いなのだからこれ一つはまあ厳しいだろう」とその感想には気をとめなかった。

 

そして、その後数日はうっかりしてお弁当と一緒に持っていくのを忘れたり、夜に思い出して「今はかのカロリー爆弾を摂取できない……」と2個目を食べるのを先延ばしにしていた。

 

ちなみに3個入りである。

 

 

仕事が平日休みで家で早めの夕食を食べた日、ふと思い出した。

「やっぱご飯は甘いもので締めたい。あ!!!バターサンド!!!!今この時間ならギリこのカロリーでも大丈夫!(気持ち的に)」

 

テーブルの隅のお菓子ゾーンに置いたバターサンドを探す。

 

この辺に置いたよな~

まだ1個しか食べてないから2個あるはずだよな~

オレンジのパッケージ♪オレンジオレンジ~~~

 

 

いくら探せど見つからない。

 

あれ?冷蔵庫に入れたっけかな?

冷蔵庫を漁る。

 

ない…え??どこだっけ……

 

あそこかな~?と心当たりのある場所をいくらさがしてもない。
ないーーーー!!!!

 

 


みなさんこの流れでお気づきだろう。

私もこの辺で、「…これは……つまり?そういうことか??」

と思い始めた。

 

 

そうです。夫に食べられました。

 

 

 

その事実に気づいた後は怒りが急に込み上げてきた。

 

はああああーーーーー??何してくれてんだ!!!!

私の楽しみを奪いやがって!!!

しかもその辺で買えないご当地土産だぞ!!

どうしてくれんだ!!!!!

むかつくーーーーーーまじむかつくーーーーーーー

 

脳内は荒れ放題だ。

 

 

夫の帰宅前だったので声にも出ていたと思う。

 

てゆーか、

そもそも甘いもん嫌いなんじゃねえのかよ。

一口食べて、これは1個はいらないなって言ったやつ誰だよ。

ふざけんな!まじで!!

と。

 

10分くらい怒りが収まらず(短い)、暴れて悪態付きまくった。

 

怒りはほどなくして収まったのだが、このことを本人に追及しないではいられない。

しかし、このことをガチで詰めるのも自分の器の小ささを露呈しているだけなので悔しい。

 

 

夫の帰宅を待ち、

最終的に、ちょっとお茶らけモードで言ってみることにした。

 

「あのさ、私のキャラメルバターサンド、まさかと思うけど、、、食べた?」

 

「、、、うん。」

 

「なんで!!」(少々興奮、怒りがぶり返してきた)

 

「え、、(やべっという戸惑いの目)、、、ごめん」

 

「ごめんじゃないのよ」(じゃねーよと言わなかった私えらい)

と冷静に(←)自分の悲しみを伝えた。

 

「本当に本当に悲しかったんだよ」

「満を持して自分が大事に温めていたものが知らない間になくなってて悲しかったんだよ」

「あなたよりも私の方がおいしく食べられる自信あるし、甘いもの嫌いとか言っている人にバターサンドも食べられたくなかったと思うよ」

 

 

こんな感じである。

 

その1時間後と、翌朝にも。

「あ~~バターサンド食べられて本当に悲しい」

「ねえ、悲しい」

とうざいくらいに畳みかけておいた。

 

その一方的でしつこい追及で私の怒りは収まり、もういいやと思えていた。

 

 

 

そして、怒った翌日の夜。

 

仕事から帰った私におずおずと箱を差し出す夫。

「これ、、、買ってきたよ!」(ドヤ顔)

 

東京駅で買ってきたおいしそうなレーズンバターサンドだった。

「え!罪滅ぼしみやげ?買ってきてくれたの!ありがとう!」

とちょっと嫌味を混ぜてしまいつつも喜び、

こんな風にご機嫌取りができるようになったんだな~とちょっとしみじみした。

 

お前何様だよと思われるだろう。

自分でも思う。

 

もうちょっと性格悪いことを言うならば、無駄な出費だなと少し思った。

 


「これ日本で一番人気あるバターサンドだよ!」

とうれしそうに言うので、

「一番人気は六花亭のマルセイバターサンドでしょ!」

と、つい応戦してしまった。

 

素直に喜びだけすればいいのにそれができないのが私なんだよなとがっかりもした。

 

翌日、買ってきてくれたバターサンド食べてみたら、クッキーの部分がサクサクで、バタークリームはミルク感があって程よい甘さで、バランスがよく、とてもとてもおいしかったのでした。

うん、人気ナンバー1と言われるのもうなずける。

 

 

怒りの感情には素直になれるのに、喜びの感情には素直になれないということを再認識した。

そして「自分のもの」は自分で独占したいというケチな意識があるようだ。

 

まったく、器が小さい人間であるよ。