新婚さんの同僚(私よりも少し前に結婚した)が、家計簿をつけ始めたという。
結婚生活を始め、早くも家を建てることになり、お金についてしっかり考えていかねばと思い立ったとのことだ。
家計簿をつけ始めてから、お金がちゃんと貯まるようになったという。
「週や月でしめて、繰越7000円とかって書くのが気持ちいんですよ!」とうれしそうに話す同僚。
それまでとお金の使い方を変えたという自覚もないのに、月々貯金できる額が増えたのだそうだ。
それを聞いて即刻、私も家計簿アプリをダウンロードした。
私も同僚と同じく家を建てることとなり、さらに新婚旅行(海外8日間)にも行けることになったので、お金の心配を本格的にし始めたところだった。
家計簿は大学時代につけたことがあったが、切実さがなくあまり続かなかったが、今回はとりあえず3か月くらいはやってみよう、という気持ちで始めた。
私は一応、何かを細く長く続けることは得意なので、家計簿向きであるという自負はあった。(続かなかったと書いたばかりで何を言っているんだ)
当然、夫にも家計簿アプリで管理することを強要した。(←)
家計簿をつけ始めて2週間ほど経ったころからだろうか。
お金をまったく使わない日を作るということに喜びを覚えだした。
アプリのカレンダー表示で、何も記録しない日には数字が表示されない。
(「0」とも表示されない)
その日を空欄で終えられることが快感になってきた。
これはすばらしい効果である。
そんなお金に縛られた生き方は不幸なのではないか、と思われる方もいるだろう。
私もその考えだったので、家計簿に手を出さないでいたのだが、案外そうでもない。
家計簿をつけていなかったら買っていたであろうものがあったら少ーーーし生活が豊かになるかもしれない。
ただ、家計簿を気にして買わないという判断を下すものは、所詮それまでの欲求だったということだ。
単なる生命維持活動には必要のないものでも、自分が絶対欲しいと思えば買っている。
ヨガマット、ネイル硬化ライト、プロテイン、サプリ、パン屋のパン など。
これらを買わなくても生活は不自由なくできる。
しかし、そこは楽しみたい、健康維持(自己満)のためにあったほうがいいと思えば、そのつど購入している。
着ないかもしれないな~と思いながら買う服や新調しなくてもいいけどなんとなく買う靴などをやめた。だけだ。
旅行には行ったし、そこでの飲食代、ホテル代、お土産代などはまったくケチっていな
い。
何事もメリハリを持ちながら、管理していくということが大切なのである。
必要なもの、絶対に譲れないところにお金をかけるために、
どっちでもいいかな、なくてもいいかなというものをカットしていくのである。
家計簿をつける前から金の亡者と親にディスられるくらい、お金を貯める(というか増やす)ことに執着していた私だが、家計簿アプリでお金の出入りを可視化できるようにしたことで逆に心の余裕が生まれたように思う。
つけ始めた今月は新婚旅行①(国内3泊)があったので、収支としてはおそらく赤字になるのだが、それでも何もイベントがなければかなり貯まっちゃうんじゃない?♪とわくわくしてくる。
とはいえ、来月もプチ旅行(1泊)に行く予定があるのだが。
次なる課題は夫と1か月つけてみての報告をして、これからの方針を決めることである。
夫は自分のことを「貧乏性だから」と言うが、まったく逆だと私は思っている。
浪費癖がある本当の貧乏である。(失礼極まりない)
現在はそれなりに稼いでいるので「貧乏」ではない(はずだ)が、謎に貯金額が少ないのである。
様々な言い訳を聞いて同情の余地がないこともないが、一番の原因は独身時代に飲み代がかさんだためであろう。
飲み代に膨大な金が消えた、それが一番の原因だということは明白なのに、話をすり替えてその事実を認めようとしないところがある。
ということで、家計についての話し合いというのは鬼門であるが避けては通れない、とても重要なイベントである。
もういっそ、私が全部管理すればいいのでは?と思わないこともないが、
別財布で自己責任制度を敷いておきたいという気持ちがある。
(ということも、一応申し添えておく)
何はともあれ、家計簿をつけて現状を把握することは、
合理的な節約の第一歩にして、最重要項目であることが分かった。
継続して記録していきたい。