街にクリスマスムードが満ちてきた。
ハロウィンと入れ替わりでクリスマス色に染まっていく。
まだ1か月以上先だというのに、11月も中旬になれば、街のそこここでクリスマス装飾が施され、クリスマスソングがかけられている。
友達曰く、クリスマスディナーなどはもう予約でいっぱいだそうだ。
キリスト教徒でもないのに…なんて言う人が浮いてしまうくらいにクリスマスは日本に定着し、年々気合いの入り方が強まっていっている気さえする。
しかし、これまでの私と言えば、
大学時代は女友達と4人で帝国ホテルのビュッフェを食べに行ってみたり、
サークルのクリスマスパーティがあったりしたわけだが、
就職してからというもの、クリスマスも普通に仕事。
異動があって当日仕事が入らなくなってもせいぜい家族(父と母)とちょっとクリスマスっぽい夕食とケーキを食べるくらいのものだった。
だから、クリスマスに特別な思い入れもなければ、気合いも入らない。
しかし、街はそんな私の心情を無視してクリスマスに浮かれているのである。
私がいくら興味はないと拒んでも、目から耳からクリスマスが入ってくるのだ。
それにしても、視覚情報よりも聴覚の方がえぐられるのはなぜだろう。
別にクリスマスを寂しく過ごすことに関して特になんとも思っていないのだが、
クリスマスソングが聞こえてくると心がざわざわする。
切なくなる、悲しくなるとかではない。
ざわざわする。
あ、ちなみに、クリスマスソングに対してポジティブな感情はここ10年くらい抱いたことはない(←)
これはなぜなのだろう。
無意識的な寂しさとか、焦りとか、むなしさとか、はたまた、リア充爆発しろ(古い?)的な怒りの感情が、実はあるのだろうか。
わからぬ。
でも、やっぱりざわざわする。
これは、人生初・彼氏ありでクリスマスを過ごすことになるであろう今年も同様である。
なんで?
今までのは一緒にすごす恋人がいないがゆえのざわざわだったのではないのか?
クリスマスの予定とか立て始めてわくわく感が出てきたら、ざわざわはおさまるのだろうか。
興味深い。