偏見にまみれた話になってしまうかもしれないが、少し大目に見てください。
私の職場では、そんなに広くない部屋で10人ほどが働いている。
私はいつの時期も職場では勤務開始前には一度換気をしたい。
どれだけ暑かろうと寒かろうとだ。
職場の建物は古く、出勤すると空気がよどんでいる。
言ってしまえば、なんとなく気持ち悪いのだ。
もっとひどいことを言えば、なんだか加齢臭がする。
人間臭いのだ。
これまでのここの職場の男女比率は圧倒的に男性が多い。
時期によっては全員男性ということもあったようだ。
だからか、なんとなくおじさん臭が染みついている気がしてしまうのだ。
一晩窓を閉め切っていると、その今まで染みついてきた匂いが濃度を増して部屋中に充満する。
だから出勤したらひとまず、換気をしたい。
なのに!
当のおじさんたち(←失礼)は換気をしようとしない。
さらに今年は電気代高騰により、勤務時間開始の時間からしかエアコンをつけることができない。
だいたいみんな勤務開始時間より2,30分早く来ている。(ぎりぎりを攻める人もいるが)
夏場はたった2,30分でも窓を閉め切っていたらもわっとしてじわっと汗がにじんでくる。
それなのに!!
おじさんたちは絶対窓を開けない。
私が自分の席の近くの窓をこれみよがしに、バーンッッと開けてもお構いなしだ。
ほんと理解できない。
この空気気持ち悪くないの?
変なにおいのぬるいよどんだ空気だよ?
そのくせ、「勤務開始時間までエアコンつけられないなんてけちだよな~」ということを言っていたりもするし、独り言なのかなんなのかわからないが、「ああ、暑いな…」なんて言っていたりもする。
だったら窓開けようよ。
風が通るだけで体感温度5度くらい下がりますよ?
それより何より、この出勤直後の気持ち悪い空気どうにかしようぜ。
なぜ窓を開けないのか。
おそらく、どうせこのあとすぐエアコンつけて窓閉めるしな~とか考えているのだろう。
どうせ閉めるのに窓を開けては無駄な労力だと感じているのかもしれないが、窓を開ける作業に1カロリーと必要ない。
時間にして3秒くらいで済むことだ。
だったら、おいしい空気と一瞬の快適さを求めようぜ。
実は今の職場だけではない。
異動前の職場でも同様であった。
そのころは暑かったり寒かったりしたら朝来た人がすぐにエアコンをつけても問題なかった。
だから暑い寒いを調節するために窓を開ける必要はないと感じるのはまあ100歩譲って理解できるとして、
問題はやはり空気だ。
その職場も男性の比率がかなり高く、年齢も高めだ。
人間誰しも加齢に伴い、その年齢に合った匂いを発するようになるので、その人たちの存在そのものをどうこういうつもりはまったくない。
ただ、、、臭い。
蓄積されてきたおじさん臭さ。
私は全職場ではほぼ毎日1番乗りが2番乗りくらいで職場に着いていたので、着いたらまっさきにすべての窓という窓(←)を開け放っていた。
たまに5番目くらいについて、他におじさんしかいないとき、窓が閉じられもわっとした空気のまま働いていると、「なんてことなの!」と一人で憤慨したものだ。
今日来てから絶対に換気してないよね?
ああ、信じられない。
ニンニクを食べた本人はニンニク臭さが気にならないというが、それと同じ原理で、おじさんはおじさん臭さなど全く感じないということだろうか。
それにしても、朝には一度換気をするというのは、これまで刷り込まれてきている習慣ではないのか。
きっとこのおじさんたちの家では、奥さんが窓を開けているんだろうな、とジェンダーフリーの時代にそぐわなすぎる毒を心の中で吐いていた。
そんなときは、これまた、あてつけのように、バーンッ、バーンッと私が窓を開けていく。
だいたいのおじさんはこれに気づかず、黙々と仕事をしたり、新聞を読んだりしている。
たまに管理職のおじさんが、「あ、そうだよね、朝は換気大事だよね」などと言って一緒に開けてくれたりもしたのだが。
なんとも、不思議なことである。
最後に言っておく。
ここに書いた話はあくまで私の職場での話であり、日本の全おじさんのこととして押し付けているわけではない。
前職場、現職場ともに換気をするおじさんもゼロだったわけではない。
ただ、たまたま、私が今まで出会ってきたおじさん方に、上に書いたような傾向がみられたということである。
何にせよ、きれいな空気の中で働こうぜ。
と思う今日この頃。