同僚の呼び方について、考えた。
私の職場では、基本○○先生と呼ぶのが、多数派で、
年が多くなるにつれて○○さんと呼ぶ人が増える。
特に年上から年下に向かって○○さんも多数派である。
ときどきおじちゃんたちが親しみを込めて、苗字(の一部)+ちゃんで呼ぶときもあるが。
今挙げた呼び方は一般的であるし、苗字+ちゃんも私的には全然許容範囲内だ。
しかし、私がどうしても受け入れられない呼び方がある。
それは、苗字+くん(男に向かって)、名前+ちゃんである。
なれなれしい。
同僚は同僚以外の何ものでもないと考える派の私からしたら、「友達じゃねえし」と心のなかでつい毒づいてしまう。
私はどんなに歳が近くても、どんなに仲がよくても、同僚に対しては○○先生と呼ぶスタンスは崩さない。
管理職に対しては、その役職名で呼ぶが、それは一般的であろうし、ここではあくまでも自分と同じ立場(年は違えど)の同僚に対する呼び方の話に限定したいと思う。
なぜわざわざ、○○くん、とか名前+ちゃんと呼ぶのだろうか。
と考えてみた。
もちろん、ある人物を思い浮かべながらこの話をしているので、その人の呼び方の意図を考えてみるに…
まず、上下関係をはっきりさせたいということだ。
同性の相手に○○くんとくんづけで呼ぶことで、自分が上であることを示すことができる。
威圧感なく、自然に。
20代~30代前半の同僚を「くん」付けで呼びたくなる気持ちはわかる気がする。
しかし、この人は自分より1歳でも年が下であれば50代のおじさんに対しても「くん」付けで呼ぶ。
その呼び方を聞くたび、「ジャニーズか!」と心の中で突っ込んでいる。
※ジャニーズは年上を「くん」付けで呼ぶのか…?
そして、名前+ちゃんについて、
そこそこ若めの女性の同僚に向かって呼んでいる。
さすがに女性全員をこのように呼ぶわけではなく、ほんの一部なのだが、
ノリがよくて自分の話に付き合ってくれるような人を名前+ちゃんで呼んでいる。
私は幸いにもそうは呼ばれていない。(ん?)
一時期変な呼ばれ方はしていたが。
名前+ちゃんもやはり年下に対して呼んでいるので、上下関係を示す意図もあろうが、
なんか「身内感」というのか、「自分側の人間」として、その人を囲おうとしているのかなと思う。
日頃、さみしい思いをしているのか。
呼び方で囲っておかないと人が離れていってしまう経験が多いのか。
その人がそういう呼び方をするたび、不快というか鳥肌というか。
ちょっとしたことでセクハラやパワハラと言われてしまうこのご時世に果敢な姿勢と評することもできるかもしれないが。
まあ、自分がちゃん付けで呼ばれなければいいや。
そんなことで、ぶつぶつ言っているのも人間として小さい気がしてくるので、この辺でやめよう。
最後にちょっと。
思ったのだが、
この呼び方が気に入らないのではないのかもしれない。
その人のことが嫌い(苦手)なだけかもしれない。
でもそんなふうに書くと自分が嫌なやつに思えてくるので、
「呼び方の問題」として書きたいだけかもしれない。
ということで、あくまでもこの記事は「呼び方」に対する問題提起である。
問題提起と言うほどたいそうな話題でもないので、さーっと呼んで忘れていただければと思う。