いつも誰かしらむせている。
お茶でむせ、ご飯でむせ、さらには自分の唾液?でむせている。
断続的に鳴り響くゴホゴホ音。
ゴホゴホならかわいいもんだ。
ゲホゲホオエ゛ーーッホイッッッ
という最強クラスもざらに聞く。
お昼休みはゴホゲホのピーク。
誤嚥性肺炎になる可能性もあるので、むせていることを馬鹿にはできないし、心配して差し上げないといけない。
いたわらねば。
それともう一つ、
独り言が多い。
仕事をしながら、ぶつぶつ言い、
パソコンが奇怪な動きをしたら、
「あれ?どうしたの?」などとパソコンとおしゃべりをし、
印刷機が詰まろうもんなら、
「あれ?どこどこ?どこかな~あ、ここだ!(紙を引き抜いて)もう大丈夫?がんばれがんばれ」
と延々としゃべっている。
働き出してすぐの頃の話である。
隣の席のおじさんが何かにつけぶつぶつ言っている。
私に話しかけているのかな?と思い、頑張ってそのつぶやきをほぼ毎回拾って返事をしてみたところ、
「独り言に答えてもらえるなんていつぶりかな~うれしいな~」
と言っていた。
これだけ聞くと、職場でもともと煙たがられている人なのでは?と思うかもしれないが、そんなことはない。
いたって気のいい普通のおじさんだ。
ただし、慣れていくにしたがっておじさんの独り言へのレスポンス回数は当然減っていったのだが。
そんな環境にいたら、もともと独り言が多かった私も伝染し、同僚のお姉さま方に「○○さん、独り言すごいよ。」といじられるようになったのは秘密である。
個人差がある問題であるし、業種によっても違うのかもしれないが、
大きな傾向として「むせる&独り言」はあるあるかと思う。
ただ、前の記事と合わせておじさんのことを目の敵にするように書いてきたが、
おじさん自体は総じて好きである。
人生も後半戦に入り、自信より諦め(というか開き直り?)の精神で生きているようなおじさんと話したりすることは何の緊張感もなくて心地よい。
人生の先輩であることは間違いないので、ちょっとした言葉も時に身に沁みたりする。
仕事に関しても、押しつけがましくなく、アドバイスしたり励ましたり慰めたりしてくれる包容力は私の精神安定剤でもある。
そんなおじさんたちを愉快にいじりつつ、はたまた、いじられつつ、
いざというときにはべったり頼っていけるような(←)
よい関係性を続けていきたいものだ。