日常的に車を使うようになってからもう8年と半年くらい経つ。
それでこのタイトルはどういうことだと思われるだろうが、そのまんまの意味である。
今まで8年弱乗っていた車は中古で購入したシルバーの軽自動車であった。
シルバーと言う色は本当にありがたい色だ。
街中で自分と同じ車種・同じ色の車に乗っている人を見るとだいたいおじいさんであるが、そんなのはどうでもいい。
古い年式のわりに走りも悪くなかったし、軽自動車の小ささにより一体感を感じることができて、運転がそんな上手じゃない&好きじゃない私には合っていた。
そして何より、シルバーという色はずぼらな私にとってピッタリな色であった。
その車に乗っていて汚いからさすがに洗車しなきゃな~と思ったことがないのだ。
走っている他の車を見て、「汚ねっ!なんでこんなになるまで放置するんだろう」と思ったことは数知れず。
しかし、自分の車に対しては思ったことはなかった。
職場の駐車場はコンクリート打ちされてない部分も多く、砂利と砂の上に駐車していた。
普通なら土埃で砂っぽくなり、それが中途半端な雨や蓄積によって何とも言えない模様を作り出すのだろうが、シルバーであるが故、まったく気にならない。
私の唯一というか唯二?の洗車は、1年おきの購入店での点検時の洗車と大雨(土砂降り)による自然洗車のみである。
でも何回も言うが、汚れが気になったことはなかった。
きっと他人が見ても同じ感想を持っていたことであろう。(←)
それが、この度、車を新たに譲り受けて私の常識は一変した。
洗車は定期的にしないとダメなんだネ☆と。
新しい車はクリーム色である。真っ白とか真っ黒よりは汚れが目立たないほうではあるものの、シルバーと比べると断然汚れがわかりやすくついてしまう。
サイドミラーのあたりから涙の筋のように流れる黒い汚れ。
前バンパーの下のあたりから無数に伸びる黒い汚れ。
全体的な汚れ。
もう大変である。
「いやいや、洗車なんてぴって押して、バーッと機会に洗われて、自分でちょちょっと拭き上げをするくらいじゃないか。何をそんなに尻込みしているのだ。」と思われるであろう。
1回やってみた後の私もそう思う。
しかし、一度も機械でのセルフ洗車をしたことがない人間にとって、未知の世界と言うか異次元に吸い込まれるのではないかという恐怖がある。(これはウソ)
新しいことを初めてやるというのは大なり小なりそれなりの勇気が必要だ。
臆病な私にはそんな勇気はなかったのである。
しかし、そうもいっていられない程度の汚れになってきた。
小さなことは気にしない私の性格でも、さすがにここまで汚れが目立つとちょっと恥ずかしいなという思いに、譲り受けてから2か月くらいでなった。
1か月はどうにか耐えて(←ただ汚いままで過ごすメンタル強化期間)、いよいよ我慢できないぞというときに、
夫と立ち寄ったカフェの隣にガソリンスタンドがあり洗車割引のノボリがはためいていたので、
「これは神に呼ばれている!」
と思い、一大決心をして洗車の機械の入り口に向かった。
精算機の前まで進み、
いくつかボタンを押しコースを選んでお金を払うと、
「どうぞお進みください」と言われる。(機械に)
機械が動き出し、ゴムっぽい素材の巨大モップみたいなのでガシガシ洗われる。
車の中からその様子を見ているのは妙な気持ちがした。
もっとわくわく感あるのかなと想像していたが、年をとってしまったせいか洗われてるなという感想と、思ったより容赦なく洗うんだなという現実的な面白みのない感想しか持たなかった。
機械での洗車が終わり無事脱出。
拭き上げスペースで夫とせっせと拭き拭き。
軽自動車なので手間もあまりかからず、拭き上げ終了。
やはり簡易的なコースにしたためか手洗いじゃなかったからか黒い線のような汚れが薄っすら残ってし合った部分もあったが、まあ許容範囲内である。
やはりきれいになると気持ちいいし、なんだか自信を取り戻したような気持ちになった(←)
想定外だったのが、後方右側の窓が1センチくらい開いていたらしく、水が10滴くらい車の中に入り込んでいたことだ。
まあ、問題ない程度である。しかし、開いていたのが3センチだったら大惨事なので、次回以降気を付けたいと思う。
ということで、いらない説明もつらつらと書いてしまったが、これでまた私は新たなる世界を知ったのだった。
洗車は定期的にするものですネ☆