ussamのつぶやきダイアリー

日々のつぶやき、美容、ダイエット、本の感想などゆるく書いていきます。

なんでもすぐ写真撮る人へのあこがれ

 

なぜみんな写真を撮るのか不思議だったけど

私も撮りたくなりました

私は今これを食べてるけど

あなたは何を食べてるの?

 

   ー 韓国ドラマ「私たちの解放日誌」より

 

 

今見ている韓国ドラマ「私たちの解放日誌」でこんな場面があった。

 ※あらすじはネトフリ等参照。

 

引用部分はギジョンという女性の登場人物の心の声である。

 

友達や同僚同士でお昼を食べに行くとほとんど全員食べる前に必ず食べるものを写真に撮る。

 

これまでギジョンは自尊心が邪魔をして、告白をされても受け入れず、自分から人を好きになってアタックするということもなかった。

しかし、生まれて始めて自分から人を好きになった。

とんとん拍子に進む恋ではなく、進むべきか、進むにしてもいつどのようにしてアプローチすべきか、

悩むようなもどかしい日々が続いているときであった。

 

ギジョンはこれまでその人たちがなぜ毎回写真を撮るのか理解できなかった。

 

しかし、好きな人ができた今写真を撮る理由が自然と理解できた。

 

自分もふと今何をしているか何を食べているか、

その人に言いたくなったし、

知りたくなったからだ。

 

 


好きな人や恋人ができると今相手が何をしているか気になるし、頻繁に連絡をとりたくなるというのは例がはあれども一般常識的に聞き知ってはいた。

 

しかし、実感が伴わず忘れていた。

 

ドラマのこの場面を見て、とても腑に落ちた。

 

 

ああ、そういうことか、と。

 

 

ああ、だから私はあまり写真を撮りたいと思わないのだ、と。

 

 

写真を記念に撮りたい気持ちより、めんどくささが勝ってしまう。

友達と一緒にいるときはあとでその友達に写真をシェアしてもらえばいいやと他力本願。

ツイッターやブログを始めてみたりしたときには、そこで使う写真を撮らなければ!と半ば義務感に駆られて仕方なく撮る。

 

 

しかし、彼氏持ちor新婚の友達は当たり前のように写真を撮り、しゃしゃっとすぐにラインで写真を送る。

 

とても自然な流れである。

 

見ている方もせっかくこうして遊んでいるのに、彼氏とラインするなんて!と憤るすきもないほどに自然で嫌味のない動作である。

 

私は、いまだかつて「写真送ろっ♪」となるような相手はいなかったため、このことに改めて気づいた今、結構な衝撃を受けている。

 


そういうことか!!と。(2回目)

 

 

 

あとで見返すわけでもないのになんであんなに毎回写真撮ってんの?と少々嘲笑的に見ていた彼女たちの行動はまさに「幸せ」を具現化した行動であったのだ。

 


なんということだ。

 

自分のみじめさ、虚しさが浮き彫りになっていくようだ。

 

 

一人が嫌だ、彼氏が欲しいと言っているわけではない。

 

ただ、これおいしかったよ!と報告する相手が母親くらいしかいないという事実に気づいてしまうとちょっときついものがある。

 

 

このドラマの中で、ミジョンと言う登場人物は恋人(とはちょっと違う?)ができてから、自分の今思っていることやしていることを相手によく伝えるようになり、そのSNSの場面も多くなった。


相手の男も誰かと連絡をとるということとは無縁であったのに、その彼女ができてからは連絡がないか気にしたりするようになるのだ。

 

 


私の弟も例にもれない。

 

ラインをしても(といっても1年に2回くらいしかしないが)、何時間も返ってこないのは当たり前、ひどい時は2日後くらいになることも。

 

しかし、彼女ができてからは、仕事中でない限り一瞬で既読がつく。

急を要するまたはすぐに返信できる軽い内容であれば秒で返事がくる。

 

 

恋とは……なんというパワー。

 

しかも、それまではスマホをろくに使えなかった弟が、これまた例にもれず何かにつけて写真を撮るようになったのである。

 

彼女からのメッセージにすぐに反応したい、何かあれば(これといってなくても)シェアしたい、その原動力のすごさを思い知ることとなった。

 

 


私が最近よく撮る写真と言えば犬だ。

実家で飼っている犬なので、帰省した時だけ撮影会になるのだが、一緒に暮らしていたらカメラロールが大変なことになるだろう。

 

 

この犬はなんで撮っているかというと、誰かとシェアしたいからというわけではなく、自分の心を鎮めるとき用である。

撮らずにはいられないかわいさと癒し効果がある。

もともと動物嫌い(今もうちの犬以外は苦手)の人間とは思えないほどである。

 

 

 

なんとも、、、

 

言わずにはいられない!

聞いて、こんなの食べたよ!

何食べたの?

今どこ?

 

 

 

行き過ぎるとストーカーだが、そんなふうに気になって仕方がないという相手が死ぬまでに一人くらいは現れるといいな。

 

と、ちょっと憧れを抱いた初夏のある日。でした。