「やる気出ないんだけど…どうしよう…」
という言葉を聞く。
もしかしたら自分も今まで何度か言い放ったことがあるかもしれない。
先日も弾丸帰省していた今年社会人2年目の弟と3年目の弟が、ぼやいていた。
「仕事やる気出ねえんだけど、どうしたらいい?」
と。
私は頭で考えるより先に言っていた。
「やる気はなくても、いい!」
と。
職業柄やる気を出したい人(というか周りから「やる気を出せ」と言われがちな人?)と接する機会が多い。
彼らから何度となく、「やる気が出ないんですけどどうすればいいですかね?」という相談を受けてきた。
最初の頃は未来の自分をイメージしたり、自分へのご褒美を考えたら?などとそれらしいアドバイスをしていた。
しかし、自分の身に置き換えて考えてみると、やる気が出ないときには何をしてもやる気は出ない。
努力次第でどうにかなる問題でもない。
それを実感してからはアドバイスを変えた。
「やる気が出ないときはどうしても出ないよ。でも、やる気がなくてもとりあえずやるくらいはできるから、最低限のことをやって、それでしのげばいいんじゃない。」
いや、最低限のこともやる気がないとできないんだ!と言われてしまえばそこまでだ。
だが、だいたい「やる気」の定義とは、何かに前向きな姿勢で意欲的に取り組もうとする気持ちとかのことであると心得ている。
そうであるとすれば、そんなやる気なんてそうそう簡単に出るものではないのではないか。
「仕事やる気出ねえ」という弟の言葉を聞いて考えた。
私なんかやる気を持って仕事に臨んだことなんてないゾと。
偉そうに言うことではないが。
仕事にやりがいとか達成感とかは特に求めていない。
第一にも第二にもお金のためである。
第八くらいでちょっとしたよろこびややりがいが出てくるかもしれない。
そんなものだ。
仕事で得たお金でプライベートを充実させることが仕事をする意味であり、ある種のやりがいでもある。
(プライベートにもやる気が出ないというのは秘密)
ここぞというときにはやる気はあった方がいい、というか、必要なのかもしれない。
しかし、やる気が出ないこと自体に悩んだりストレスを感じたりするのはナンセンスである。
だから、私は声高に伝えたい。
やる気はなくてもやれる!
と。
どうしようもない文章でした。
失礼いたしました。
では。