韓国好きで有名な私は(←)、大学生になって以降ほぼ毎年韓国に旅行に行っていた。
就職してからも年に2回ほどしかないまとまった休み(3日間くらい(涙))には、韓国に行っていた。
留学時代の友達に会いに行くのと、本場の韓国料理を食べるのが大きな目的であったが、韓国にいた友達も自国に帰国してしまったり、就職して遊ぶ時間が取りづらくなったりしていった。
それでも、“非日常を多少慣れた場所で(少々矛盾している?)味わう”ということのためにも、韓国旅行は私の「仕事をがんばれる理由」になっていた気がする。
しかし、コロナが流行し出し、毎年の韓国旅行は中断せざるを得なかった。
そして、今年の夏、ついに一切の制限がなくなり、コロナ以前と同じように旅行できるようになった。
「待ってました!」とばかりに、私は航空券を検索し出した。
母親も韓国が好きなので、一応誘ってみると一緒に行きたいと言うので、母娘の二人旅となった。
今回の旅の一番の目的はプサンにいる友達に会うことである。
その子とは韓国留学中に出会い、留学中や旅行に行ったときにはよくしてくれ、今でもカカオトークで折に触れて連絡を取り合う仲である。
その子の結婚式に参列したのが5年前…そこからコロナで会えない状態が続いていた。
その子は夫の転勤に伴って、海外に行って帰ってきて、帰国後はプサンに住んでいる。
その子に会うことが今回の目的ではあるが、コロナで旅行ができなかった間、ソウルの観光スポットやおいしいお店の情報が多く入ってきていたため、場所だけで言えばソウルに行きたかったのだ。
プサンとソウルに行くという2つの目的を叶えるため、今回は4泊5日(内訳:ソウル2泊、プサン2泊)という強硬手段をとった。
そんな強硬ではないのでは?と思われるかもしれないが、移動にとられる時間が想像の2倍くらい長く、もったいない感の強い旅行となってしまったので、4泊などの短い期間での2都市以上の旅行はおすすめしない。
まずソウルでのことを書こうと思う。
今回の出発は夕方便であったため、1日目というのはほぼあってないようなものである。
そして3日目の朝早くにプサンに行こうという計画を立てていたため、ソウルで遊べるのは2日目の1日だけであった。
結果…まったく行きたいところに行けず……新たにできた施設や話題のホットプレイスなど新規開拓はあまりできず、何より暑さに負けてショッピングセンターで涼むという時間が想定の3倍くらい発生してしまった。
YouTuberがおすすめしていて行きたいと思っていたサムギョプサル屋さんには意地で行った。
だが、記憶が美化されているからか、サムギョプサルも感動的なおいしさとまでは行かず、食べることができてうれしかったもののなんとも言えない気持ちであった。
おいしかったのは間違いないことだけは申し添えておく。
とはいえ、ソウルでは小劇場でミュージカル(昔からやっているド定番演目)も見た。
これは期待値がそこまで高くなかったからか満足度が高かった。
自分と母が韓国語がある程度聞き取れるというのも大きかったと思うが、リアルタイムで見るエンタメは新鮮であった。舞台にはまる人の気持ちが少しわかった。
次にプサンである。
プサンが強敵であったのは言うまでもない。(←)
まず、日本の新幹線にあたるKTXでプサンに向かうためソウル駅へ。
そこで切符を買おうとするも、なんと!その日のプサン行きの列車は軒並み立ち席しか残っていず……
日本の新幹線(こだまとかひかりの自由席)のノリでいたのが間違いであった。
「立ち席ってどんなシステムやねん……」とエセ関西弁で毒づきながらも、仕方がないので、立ち席の切符を買って乗車。
無事プサンについて観光をするも、暑すぎて集中力が皆無。あっという間に次の日に。
プサン2日目は友達との待ち合わせの場所まで海岸電車?のような海沿いを走る観光電車に乗って行こうと思っていた。
その電車の駅まで地下鉄とタクシーを乗り継いで到着。
ホームまでの暑い道を歩き切符を買い求めるため、窓口へ。
なんとなく察しておられるかもしれないが、
そう、、、近い時間の切符は売り切れていたのだ。
次は早くても1時間半後……これではお昼を一緒に食べようと言っている友達との約束時間を大きくオーバーしてしまう。
仕方がないので諦めてタクシーで当初の待ち合わせ場所の近くのご飯屋さんに向かい、そこで落ち合うことになった。
この日はお昼までに地下鉄とタクシーにしか乗ってない…なんでこうもうまくいかないものなのか……と少々気落ちしていた。
友達と無事合流し、おいしいご飯を食べ(おごってくれた)、思い出話や近況報告に花を咲かせる。
そしてカフェに行こうということでその子の車で向かう。
ついでに行ってみたかった海辺のお寺にもちょこっと寄ってくれた。
連れて行ってくれたカフェは地下鉄などの公共交通機関では行きにくい場所にある韓屋カフェ(韓国版古民家カフェ)。
自分たちだけで観光していたら行こうと思わなかったであろう映えなおしゃれカフェに行くことができて、おいしい飲み物とケーキを食べ、また話に花を咲かせた。
今回のメインの目的はこの友達に会うことだったので、それが達せられて一安心である。
この子とのことはまた別記事にでも書こうかな。
そのあとは施設が充実しているチムジルバン(韓国のサウナ)に行くために友達にアクセスのいい駅まで送ってもらいバイバイ。
チムジルバンは諸事情あって滞在時間をあまりとれなかったのだがまあ楽しむことができた。
そのあとは友達が見つけてくれたアートの複合施設?へ
ここはあまり見るものがなく(入館した時間が遅かったのも悪い)、、、
これならチムジルバンと同じ施設内にある百貨店でショッピングと食事をしたほうがよかったね……と微妙な感想しか持てなかったが、
こういう小さな失敗も旅の醍醐味であり人を成長させる糧になるだろう(←)。
そして韓国最後の夜を過ごし、翌朝また仁川空港から飛行機に乗るべく、朝イチのKTXでソウルへ。
ほぼ日本人しかいないソウル駅のロッテマートでお土産を購入し、いざ空港へ。
空港に早めについたので最後の韓国での食事をゆっくりと楽しみ。
韓国を出国。
日本到着。
こうして久々の韓国旅行は幕を閉じたのでした。
上に記した旅日記は概要ばかりでつまらなかったであろうが、この記事で言いたいことは何かというと
・予約は大事
・妥協は大事
・気持ちのコントロールは大事
・失敗もまた一興
ということである。
予約できるものはしたほうがいい。
今どきインターネットで予約でき、サイト閲覧時の言語が選択できたり、日本の旅行サイトを通しての予約ができたりするので、予約できるものは予約するに限る。
そうするとおのずと旅行計画も立てやすくなるだろう。割引も受けられたりするので一石三鳥である(?)。
そして、思い通りに事が進まなかったときの気持ちの持ちようが大事であるということである。
せっかく大金を払って&時間を捻出して来ている旅行なのだから、一分一秒でも嫌な気持ちになりたくない。
だから、計画通りに行かなくても代替案をすぐ考えたり、仮に時間を無駄にすることになってもこれもまたいい経験だと割り切ってゆったり構えて旅を楽しむべきだなと感じた。
こうすればよかったなという点に関しては、次回以降の旅行に生かしていけばいいのである。
そして、「旅行をプランニングして旅している時点で偉いし、旅行できていることがありがたいことなんだ!!!」という基本マインドを持つことである。
よく考えてみれば、“旅をしている”というだけで”すばらしい(ボキャ貧…orz)”のである。
すべての日程が細かく決められているツアーも気持ちが楽で心配なしに旅を楽しめていいと思うが、自分でプランニングすることで得られる達成感や充実感には代えがたいものがある。
ということで、今回は久々すぎて旅行の仕方を迷走してしまった自分の経験録ということにしたい。
国内旅行の予定は近いうちにあるので今回の経験を生かしていい旅にしたい。
また海外旅行も近いうちにリベンジしたいと思う。